高千穂峰登山!
今回は高千穂河原登山口から挑戦!
新型コロナウイルスの影響で学校が休校になり、息子の少年野球もシーズンが始まったにもかかわらず試合は勿論、練習すら自粛中です。
3月で暖かくなってきたので、ずっと家にいるのは勿体ない!
そんな中思いついたのがアウトドア。
普段ならば、この時期は毎週試合で予定が埋まってしまいます。
そこで、今まで行きたくても行けなかった登山へ行くことにしました。
考えることは皆さん同様で沢山の家族連れが登山に挑戦されていました。
もくじ
高千穂峰登山!遥かに聳えるあの山を目指します!
これからこの山の頂を目指して登山します!!
どこまで登れるか、いざチャレンジ!!!
高千穂峰登山にあたって気にしておくこと
1.天気予報
予定を立てたらまず当日の天気予報をチェックすることをおすすめします。
特に、山の天気は変わりやすいですし、天気の良い日の登山は絶景が望めて気持ち良いものです。
因みに、3月の平均気温は14℃位でしたので、そのつもりで服装は準備しました。
2.服装および装具品
登山靴
まず、登山靴です。
下山する際、新燃岳の噴火により小さな軽石が沢山ある場所があります。
靴に小石が入ることなくサクサク歩くことができるのでおすすめします。
スニーカーでも歩けなくはないですが岩場もありますので、登山靴が無難です。
ウエア
ウエアは超極暖の上下の上にマイクロフリース(薄手)、アウターとしてウィンドブロックフリース(両方ハーフジップ)の3枚でした。
登っている途中で段々暑くなってきたらジップを下げて、休憩中に寒くなってきたら上げて調整できるので便利でした。
一応、事前に調べたら3月はまだ寒いということでしたので、デイパックの中にダウンジャケット、ニット帽、厚手の手袋を入れておいたのですが、幸い好天に恵まれ出番はありませんでした。
雨具
また、天気が怪しい場合は、雨具も必要になります。
登山中に傘はさせませんので、レインジャケットが必須でしょう。
杖、タイツ
足や腰に不安のある方は、登山用の杖や高機能タイツを利用するといいでしょう。
食事、軽食、飲み物
飲み物(アクエリ系1本)、食事またはゼリー。
食事は荷物になるので今回は下山後に食べる予定で。
しかし、休憩時にゼリーを何回かに分けて食すことで元気になりました。(お菓子も少々持参しました。)
その他
その他としては、日差しがありますのでキャップ、サングラス、スポーツ系の手袋(軍手のようなもの)。
上記のような感じでしたが、山は用心に用心を重ねることに越したことがありません。
備えあれば憂いなしです。
早い遅いがありますが下山まで2時間から4時間位かかるので、それに合わせて何が必要かを考えた方が良いかと思います。
高千穂河原到着
高千穂河原の駐車場
11時頃に高千穂河原に到着しましたが、駐車場は中々の入りでした。
駐車料金は普通車で500円(税込)でした。(ビジターセンター等公園施設の維持管理料も含まれているそうです)
中にはもう既に登頂して下山された方もいらっしゃいました。
山頂の様子が気になったので聞いてみると「日差しはあったけれど風が冷たかった」とのことで、一応厚手のものを持参した方が良いとのことでした。
高千穂峰登山!いざスタート!!
駐車場のすぐ先にある鳥居をくぐって厳かに天孫降臨の地の登山がスタートしました。
古宮祉
古宮祉とは、昔霧島神宮があった場所だそうですが、噴火により度々燃えて今の場所に移されたそうです。
パワースポットとも言われているようです。
登山されないで、ここをお参りして帰られる方もいらっしゃいます。
高千穂河原登山口
写真の右奥へ進んで登山道へ。
石畳
最初はこのように石畳を進んでいくのですが段々なくなっていきます。
周りでは小鳥のさえずりが聞こえて癒されます。
バードコール(鳥の鳴き声に似た音を出すグッズ)を鳴らしてみると、木霊のごとく鳴き声が帰ってきて更に癒されました。
霧島錦江湾国立公園の解説のボードです。
石畳もなくなり徐々に傾斜も厳しくなってきました。
少しづつ息が上がってきました。
この辺りまでくると眼下に錦江湾に聳える桜島が望めます。
この日は、写真を見て頂くとお分かりのように雲一つない晴天に恵まれました。
最初の難所、茶褐色の斜面
岩場です。
ここが一番の難所です。
ここを克服すると先が見えてきます。
傾斜も厳しく、岩場があったり、小さい軽石の砂地に足が滑ったりしますので、小さいお子さんと一緒に登山される方はここは目が外せません。
この日も滑って泣いている子供がいました。
今回は小学生の息子がいましたので、この岩場を登るのに3、4回は休憩して給水しました。
30分から45分位かかったでしょうか、無理は禁物です。
御鉢
茶褐色の斜面を登りきって御鉢の頂上で見えてきたのが御鉢の斜面です。
とても地層が綺麗です。
馬の背
そして、これが馬の背です。
ここであの“西郷どん”のオープニングで西郷どんと大久保利通がすれ違うシーンが撮影されたそうです。
朝40人位のキャスト、スタッフが登山して、下山してきたのは夜だったそうです。
また、龍馬伝の福山雅治さんと真木よう子さんも登山されたそうです。(決してヘリコプターは利用していないそうです。ヘリコプターを使うとかなりの経費が必要になるそうです)
それはさておいて、ここまで来ると行けそうな気がしてきます。
馬の背を歩きますがなだらかな道ですので快適です。
霧島神宮元宮
霧島神宮元宮です。
ここは以前霧島神宮があったと言う背門丘という場所です。
元々は霧島山の山頂付近、高千穂峰と御鉢の間の背門丘にあった霧島神宮。
噴火によって度々焼失することから、平安時代中期の天台宗の僧である性空上人( しょうくうしょうにん ) によって、高千穂河原(瀬多尾越)に移されました。
そこも御鉢の噴火によって焼失したので、霧島神宮は現在の場所に所在しているそうです。
霧島神宮は噴火の影響で山頂から徐々に離れていったということですね。
高千穂峰山頂まであと480m
山頂まであと480mです。最後に上りが待ち受けています。
ここを登りきると山頂です。
高千穂峰山頂まであと220m
あと220mです。
ここの傾斜もそれなりに厳しいですがあと220mです。
ここも新燃岳の噴火の影響で小さな軽石が多く滑りやすくなっていますので気を付けてください。
くれぐれも足をひねって捻挫等しないように。
高千穂峰山頂まであと180m
この辺りでは小刻みに残りの距離が表示されており励みになります。
ラストスパートです。
高千穂峰山頂に到着!
無事に山頂を制覇しました!
天孫降臨伝説の“天の坂鉾”があります。
1,574mを登りきりました。
トイプードル2匹も登頂に成功していました。
ただし、犬は高山病にかかることもあるそうなので犬の登山にはお気を付けください。
新燃岳からは微かに噴煙が上がっていました。
不気味です。
なごり惜しいですが山頂を後にしました。
無事に下山
何度も繰り返しになりますが本当に良い天候に恵まれて何よりでした。
駐車場の敷地内にはビジターセンター(ここでは霧島自然百科、自然ふれあい基礎知識、高千穂峰山頂パノラマ体感コーナー、シアター、霧島火山百科等一見の価値があります)や売店等があります。
売店では食事もできます。
温泉で体のケア
帰りに少し寄り道して温泉で体のケアをして帰ったお蔭でほとんと筋肉痛がありませんでした。
まとめ
今回の登山を総括すると、小学生の息子と一緒だったので、正直登れなかったら今回はそこまでとして「また次回チャレンジすればよいか」と言う気持ちでトライしました。
3月ということで寒さが懸念されて、おまけに当日風邪気味でもう少し暖かくなってからにしようかと迷ったのですが強行して大正解でした。
逆に山にパワーをもらったような気がしました。
往路は1時間30分から2時間を予定していましたが、途中、息子がコンディション不良で休憩を多めにとったので2時間強かかりました。
復路は私一人なら30分で下山できましたが、息子を待って1時間かけて下山しました。
よって、山頂での休憩を入れて4時間かかりました。
そして、下山後の食事が美味しかったこと。二人で美味しく頂けました。
本当に怪我もなくありがとうございました。
また、生前霧島の山々をこよなく愛した亡き義父と当時まだ幼かったために登山ができなかった息子の夢を実現させてあげたことが私も嬉しかったです。
改めて霧島神宮の歴史を認識させられ、機会があればまたチャレンジしたいです。
新型コロナウイルスの影響で密閉空間への入退室が不安視される今日この頃、普段は登山にあまり興味の無い方も家族でチャレンジしてみてはいかがですか。
途中、少々きついところもありますが、そこを乗り越えるとその後に爽快感が待っていますし、これかれはもっと暖かくなり周りの草花を楽しむことも可能です。
本当に気持ち良いです。
よろしければトライしてみてください。
高千穂河原登山ルートは初心者向けなので、
是非チャレンジしてみてください!
準備はしっかりね!
こちらも読まれています
コメント